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比較表象文化

こんにちは。

さて、今回は「比較表象文化」のコメントを書いてみようと思います。

コメントを希望された方は10人でした。

こちらも「メディア文化概論」と同じく、みなさんが取り組まれたレポートテーマをまとめておこうと思います。

<レポートテーマ>
※後ろに書いている数字は、同じテーマで書かれた方の人数です。
数字の書いてないものは、取り上げた方がおひとりだったことを示しています。

携帯電話:8人
インターネット(パソコンやその他通信機器なども含む):5人
ペット:4人
SNS:2人
「韓流」:2人

音響機器
マンガ
アニメ
コンビニ
AKB
記念日
内申書
「かわいい」
カメラ
道具
血液型性格診断
報道
髪を染めること
大学入学
引越し
家庭環境

さて、コメントを始めていきます。

「犬」さん
インターネットが気軽にできるようになった小型の通信機器の登場によって、どのような変化が生じたのかについて論じられています。ソーシャルメディアによるトラブルや、ネットゲームに夢中になりすぎてしまったゆえの育児放棄など、深刻な事件が起きるようになっており、大人ですらこうした事件を起こすにも関わらず、小中学生にこうした機器を安易に持たせるのは危険ではないかと述べられています。
これ、反対に考えることもできるような気もします。いまの大人の方々は、子供のころからそうしたネット環境に親しんでこなかったため、そうした事態に陥ってしまい、逆に子供のころからネット環境にふれている若い方ほど、そうしたことが起きないというようなことが言えるのかもしれないなぁなんてことを考えてしまいました。ここはもう少し丁寧な議論が必要かもしれませんね。

「mimi09」さん
Twitterの登場により生じた変化について論じられています。Twitterや各SNSの登場によって、「人々は強い関係性を人とつくることができなくなってしまう」ようになってしまっているのではないかと述べられています。
たしかにそういった面もあるのかもしれません。ただ、わたしも使っているのですが、ぜんぜん顔も知らない方と知り合いになるという点においては、新しいコミュニケーションツールだなと思います。強い関係性を作ることができなくなっているというよりも、新しい関係性を模索している最中なのかもしれません。また、「強い関係性」って、具体的にどのようなものなのでしょうか?ここらあたりは、もう少し具体的に述べておいたほうがいいかもしれません。

「しろぺん」さん
Twitterの出現による対人意識の変化について論じられています。Twitterの登場により、他人の反応が気になったり、また反応がなかった場合はそれが気になったりと、「ツイッター疲れ」と呼ぶような反応が生まれていて、他人の目が過度に気になるような意識を生んだのではないかと論じられています。
適度な距離感をもって付き合うことが難しくなっているのではないかということですね。なるほど、「疲れる」という感覚は新鮮でした。疲れるからといってやめてしまえば、今度はなぜやめたのかが話題になってしまうので、やめられないということもあるのでしょうか。新しいツールが出てくると、それに過剰に依存してしまうというのはよくありますね。こうした反応はすべての方に出るわけではないのではないかと思います。どのような方に生じやすいのかを考えてみるのは面白いかもしれません。

「H・S」さん
携帯電話の登場による変化について考察されています。直接会うということがなくなるのでコミュニケーション能力が低下する、携帯電話上の「仮想の世界」で生活してしまうので現実が見えなくなる、結果的に個人主義が進む、またメールの予測変換などにより国語力が低下するといった変化を挙げられています。
こうした議論の結果として、悪い面が多いのではないかという結論を導かれているのですが、これでは議論としては不十分ではないかと思います。良い面についてもきちんと挙げたほうがいいように思えますし、コミュニケーション能力などについてもメールや電話に関するコミュニケーション能力は向上したようにも思えますし、「国語力の低下」についても、あたらしい造語の発明などは「国語力」と関係ないのだろうかなどと考えてしまいます。いろいろな方向から考えてみましょう。携帯やネットについては悪い面があるというのは、TVなどでよく言われていることかもしれませんが、それが全てではないようにも思います。それについて、きちんと考えてみることが重要だと思います。

「エーユー」さん
携帯電話の登場が「人と連絡をとる」「人と待ち合わせる」という行為にどのような影響を与えたのかについて論じられています。「携帯電話を忘れてしまった」、あるいは「バッテリーがなくなってしまった」というときの不安感のなかに、他者とのつながりを失ってしまったのかのような喪失感や焦燥感があるのではないかと述べられています。
たしかに、携帯電話がないときの「待ち合わせの作法」や「連絡の作法」というものはなくなってきているのかもしれません。以前の方法やツールについても述べてあると、さらに面白かったのではないかと思います。いろいろな文献などをあたってみるのもいいかもしれません。

「ごん太」さん
AKB48の登場による変化について論じられています。これまであまりいろいろなものに熱中しなかった「ごん太」さんの弟さんが、AKB48にすっかりはまってしまっているのを見て、考えてみようとしたとのことでした。おもしろいですね。「ごん太」さんの印象ではアイドルにはまるような人といえば「アイドルオタク」みたいな人が多かったのが、AKBのかかげる「会いに行けるアイドル」というコンセプトにより、より多くの人に支持され、大きな影響をもつようになったのではないかということでした。
レポートでは、AKBについては詳しく調べられているのですが、ちょっと前のアイドルなどについても調べて、そうしたアイドル人気と比較するのも面白かったかもしれません。また、弟さんが、なぜそんなにはまってらっしゃるのか、ヒアリングしてみるのも良かったかもしれませんね。わたしも弟さんの動機に興味がありますね。

「ろくたろう」さん
家で飼い始めたハムスターを例にし、ペットの登場がどのような変化をもたらしたのについて考えられています。「ろくたろう」さんのところでは、4年前くらいからハムスターをペットして飼われているそうです。このペットの存在が、家族の会話を生み、コミュニケーションをスムーズにするような変化をもたらしたということです。
「コンパニオン・アニマル(伴侶や仲間としての動物)」という言葉は、初めて知りました。ペットには、たしかにそのような機能があるのかもしれません。こうした機能をペットがもつようになったのはいつくらいからなのか、最初からそうした機能も若干はあったのかもしれませんが、最近注目されているとするなら、なぜそうした機能が求められるようになっているのかなどについて調べてみるのも面白いかもしれません。また、機能の変化に伴い、飼うペットの傾向も変わってきているのかもしれませんね。いろいろと調べてみることをお勧めします。

「ポポロン」さん
髪を染めることに関しての反応と、その反応の変化について論じられています。「ポポロン」さんは、大学に入ったのを機に、髪を茶色に染めたとのことです。そして地元に帰省したおりに、70代の祖父や60代の叔母からは否定的な反応を、30台の叔母や都市部在住の親戚からはそうした否定的な反応を受けなかったという実体験をもとに、髪を染めることに対する意識について調べられています。
いろいろなアンケートをとりあげて、議論されているのは面白かったです。結果として、年配の方ほど、教育の現場で、髪を染めることが「乱れ」の象徴として取り上げられることが多かったため、いまだに否定的な感覚を持っているのではないかという結論を導かれています。また、髪を染める側の意識についても述べられていて、かたやファッションとして簡単に髪を染める一面は持ちつつも、バイトや就職活動の際には黒に戻すなど、髪を染めることについて世間があまりいい意識を持たないという2つの側面を把握して、使い分けているのではないかとまとめられています。
実体験を出発点にいろいろな側面から考察されているので、面白かったです。付け加えるとするなら、髪を染めることに抵抗感がなくなってきたのはどうしてなんでしょう?さらに、大学入学を機に染めたのは、どうしてなんでしょうか?高校まで禁止されていたから?何か変わったことをしてみたかったから?一人でいろいろと決められるようになったから?そのあたりについても書いてあれば、さらに面白くなるかなと思いました。

「小倉屋あんみつ」さん
葬儀のありようの変化が、家族に対する意識や共同体にどのような影響を与えたのかについて論じられています。かつての社会では共同体が遺族よりも積極的に葬儀の運営に関わっていたのが、高度成長期以降、共同体の参加は少なくなり家族・親族が葬儀の運営をおこなうように変化していったと、過去の研究や調査から述べられています。そしてそうした変化が、日常生活全般においても、共同体より、家族を重視するような意識の変化を生んだのではないかと考えられているわけです。
面白い議論だと思います。葬儀というセレモニーの変化から、大きな集団である共同体よりも小さな集団である家族を重視していくような意識の変化を論じられているわけです。今回の試験で多くのレポートに見られた「家族」への強い関心も、ある意味、高度成長期以降に生じた意識なのかもしれませんね。葬儀だけでなく、お墓のありようなども調べてみると変化があるのかもしれませんね。自宅ではなく、葬儀場であげる葬儀が増えていることなども、共同体の介入を避けるためのひとつの方法なのかもしれません。

「N」さん
引越しで家族が離れたことにより強まった家族の結びつきについて述べられています。
レポートとしては、個人的な内容を具体例として、それが一般的にどのような問題として論じることができるのかを書いてほしいなと思いました。「N」さんのレポートを読んでいたときに考えたのは、小さな集団、ここでは家族という集団ですが、こうした集団では、ある程度距離があり、バラバラのほうが、常に顔をあわせる状態にあるよりは、結びつきや一体感が強くなるのではないかということでした。こうしたことを、単身赴任の増加や核家族化の進展といった問題と絡めて考察し論じてみると面白いのではないかなと思いました。

コメントは、ここまでです。

こちらの記事についても、何か気になることがあれば、コメント欄に書いていただければと思います。

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メディア文化概論

こんにちは。

遅くなりましたが、レポートのコメントを書いてみようと思います。

まずは、「メディア文化概論」からです。

コメントを希望された方は、22人の方々でした。

けっこう多くの方が、コメントを希望されたことに驚きました。

最初に、みなさんがどのようなテーマに取り組まれたのかをまとめておきたいと思います。

<レポートテーマ>
※後ろに書いている数字は、同じテーマで書かれた方の人数です。
数字の書いてないものは、取り上げた方がおひとりだったことを示しています。

タレントについて(はるかぜちゃん、有吉弘行、安室奈美恵、AKB48、GreeeNなど):8人
TVのCMについて(トヨタCM、アニメを使ったCMなど):6人
映画について(シンドラーのリスト、ライフ・イズ・ビューティフル、ハリーポッター、海外映画における日本人の描かれ方など):5人
TVのドラマについて(家政婦のミタ、トッカン、大河ドラマ、家族を描いたドラマなど):4人
「韓流」について(韓国ドラマ、K-POPなど):4人
TVアニメについて(サザエさん、輪るピンクドラムなど):4人
ジブリ作品について(ハウル、千と千尋など):4人
TV番組について(ロンドンハーツ、タイムワープ旅行社、クイズ番組、音楽番組):4人
キャラクターについて(初音ミク、ポケモン、戦隊ヒーロー):3人
TV全体について(TV局など):2人

ひきこもり
オネエ系タレント
大震災の報道
セレブリティ・ポリティクス
オタク
旅番組や旅企画に出てくる動物
吉本興行
海外ドラマ「Glee」
サブカルチャー
ビジュアル系バンド
ジェンダー
番組ジャンル
アニメ業界

さて、ではコメントしていきましょう。
みなさんが設定されたペンネームを最初に書いて、続けてコメントを記載しています。

「犬」さん
映画の見方について論じられました。映画の内容をそのまま額面どおりに受け取るのではなく、距離を置くことが重要なのではないかという意見です。「偏重され、過激化されてゆくメッセージに翻弄されず対応する術」が必要ではないかと述べられています。
講義でも取り上げましたが、コンテンツの内容をそのまま額面どおりに受け取ることはあまりなく、多様な読みの可能性が存在しています。「翻弄されている」と「犬」さんが考えられているなら、どのような人たちが、どのような読み方をしているから「翻弄されている」と考えられたのかを説明してほしかったです。「内容の過激さが悪影響を及ぼす」ということに関しては、それを口実にして表現の過度の規制に陥ることもありえるため、なかなか難しい問題ですね。

「KB0831」さん
『ハリーポッター』で主役のハリーポッターを演じたダニエル・ラドクリフの魅力について論じられています。子役としてのハリーポッターでの人気にとどまることなく、新しい作品に挑戦しているダニエル・ラドクリフの魅力を述べられました。
『ハリーポッター』の物語の内容から「学ぶべきである」とか、「生きてきた軌跡から学ばなければならない」という主張にちょっと違和感が残りました。むしろ、『ハリーポッター』という物語と、実在のダニエル・ラドクリフを強く結びつけて受容してしまう読み方を、なぜされているのかに興味を持ちました。フィクションと、実際の生き方に強い関連性を持たせてしまうファン心理こそが、子役にとって最大の呪縛なのかもしれません。

「10」さん
「10」さんも、「KB0831」さんと同じように、ファンである安室奈美恵の魅力について論じられています。「挑戦し続ける姿」こそが魅力の源泉であり、人気の秘密なのではないかと述べられています。ファッションや音楽などの例が挙げてありますが、もっと具体的に論じてほしかったです。ほかの人ではなく、なぜ安室奈美恵なのかをもっと示してほしかったと思います。「自分の好きなことや好きなもの」について、人に分かりやすく説明するのは、対象への愛情が強ければ強いほど、むずかしいことなのかもしれないですね。

「エーユー」さん
アニメとコラボレーションしたTVCMを取り上げられました。アニメのキャラクターのもつイメージを利用して、そのギャップを楽しむようなCMの魅力について論じられています。様々なコンテンツが多数存在している現代において、アニメのキャラクターとはさまざまな世代に共通して知られている便利な道具なのかもしれないですね。なぜ、アニメがそのような力を持ち得ているのかを考えてみると面白いかもしれません。

「オオタヒカル」さん
TV番組で視られるテクニックのひとつ、「暴露」(○○のように見えるけど、実は××)がなぜ面白いのかについて論じられています。「暴露」という演出により、キャラクターをより魅力的に見せることができることを論じています。なるほど、おもしろいですね。これは、いろいろな作品(文学、映画、ドラマなど)にも見い出せるかもしれません。いろいろな「暴露」のテクニックについて、さらに突っ込んで考えるのもいいかもしれません。

「N.I.@インターン」さん
有吉弘行の魅力について、「人間関係が複雑化している現代のストレス社会で「ズバズバ言ってくれる代弁者」であり、時に「背中をおす言葉のムチをくれる者」のように考えられる」のではないかという結論を導かれています。こうした思い切りのいいキャラクターって、いつの時代でも、常にある一定数存在しているような気がします。そうした思い切りのいいキャラクターを比較して考えてみるのも面白いかもしれませんね。有吉弘行の独自性みたいなものが、さらにいっそう見えてくるかもしれません。

「H&M」さん
海外の映画が描く典型的な日本人キャラクターについて論じています。たしかにマスメディアが出してくるキャラクターというのは、実情と大きなズレがあり、びっくりすることがありますね。日本の人が思う他国の人のイメージも、かなりズレているのかもしれませんね。あくまでフィクションと割り切って楽しむこともできますし、それが危険なときもあります。そこをふまえて、いろいろなコンテンツに触れる必要があるのかもしれませんね。

「てんやん」さん
有吉弘行の再ブレークについて、その背景には、youtubeやブログなどのネット媒体の力があるのではないかと考察されています。TVを見て興味を持った人が、有吉について、ネット上でさらに触れていくことで、ますます人気が高まっていったのではないかということです。このあと、「てんやん」さんは、インターネットの匿名性がもつ危険性に踏み込んでいらっしゃいますが、個人的には、有吉の人気がネットの中で具体的にどのように展開されて、高まっているのかを知りたかったです。

「ポスタータスポ」さん
アイドルブームなどの芸能人・芸能界のゴシップネタに関する関心の高さについて考察されています。現代は、こうしたゴシップへの関心が高く、情報量も非常に多くなっているということです。「現代人の興味関心は、アイドルや芸能ゴシップといったものに対してあるのだ」という議論は、ちょっと乱暴かな思います。そもそも「現代人」って、どのような人たちなんでしょうか?また報道量が増えているということですが、それは本当でしょうか?そうした点について、もう少し慎重に書いてほしかったです。

「ごま」さん
メディアとジェンダーの関係について論じられています。女性に関する情報提供がマスメディアには少なく、そうした状況を補完するためにも、インターネットやニュースレターなどを利用した「ミニメディア」を活用して、「独自の女性情報網」を整備していく必要があるのではないかということです。メディアはあくまでもツールだと思うのですが、「ごま」さんは、この「独自の女性情報網」でいったい何を伝えたいのでしょうか?どのように使いたいのでしょうか?そのあたりをもっと詳しく書いてほしかったです。

「R.I」さん
日本のアニメーションについて論じられています。現在のアニメーションは、「安易なメディアミックス」が増え、ストーリーが薄っぺらで、キャラクター重視になってしまっていて、「長く見続けられるような作品が減ってきている」ということです。で、手塚治虫のような巨匠の作品などは、ストーリーがきちんと重視されていたと論じられているのですが、もう少し丁寧に論じてほしかったです。このような議論展開では、「昔はよかった」みたいな単純な話になってしまいます。具体的な作品名などもあげて論じてほしかったですね。「現在のアニメには長く愛されるような作品が少ないと言ったのかといえば、最近では、一話だけ見て最後まで見続けようと思わせるような作品が少ないから」ということですが、それは「R.I」さんがいろいろな作品に触れてきた結果として、そのような感覚をもつようになっているだけで、アニメーションの変化とは何も関係ないのかもしれませんよ。

「2pm」さん
初音ミクの人気を具体的な例として、こうした「ポップカルチャー」への関心の高まりについて論じられています。初音ミクへの関心の高さは、たしかに興味深かったですね。こうした人気というのは、「ポップカルチャー」への人気というよりも、一般の人でも創作に参加できるという点で、大きな人気を獲得したのではないかと思います。参加度の高さ、参入障壁の低さが、大きな人気を獲得する要因のひとつになっているのではないかなと思いました。

「ごん太」さん
「オネエ系タレント」の人気について論じられています。マツコ・デラックスさんや、はるな愛さんの活躍を具体例に、「同性愛者の方々には、これからもメディアを通じて様々なメッセージや勇気、そして笑いをどんどん提供してほしい」とし、同性愛の方の偏見などを解消するために必要なことではないかと述べられています。ただ、気になったことがあります。なぜ同性愛の方ががんばらないといけないのでしょう?別にお互いが普通に、リラックスして生きていければいいのではないかと思うのです。偏見を解消するために、偏見のまなざしを受けている側が、その偏見を解消するようにがんばってほしいと期待をかけるのも、ちょっと違うように思います。

「こと」さん
ドラマにおける家族のあり方の変容について考察されています。最近のドラマは「離婚」という設定が多いのではないか、それは現在の離婚率の高さを反映した設定になっているのではないか、そうしたドラマが増えていけば現実の離婚率を押し上げるような影響を持つようになるかもしれない、だから一家団欒の家族像を描くようにしていったほうがいいんではないかという議論の展開です。
う~ん、なかなか難しいですね…。メディアの描く家族像を変えたところで、現実社会のほかの要因の結果、離婚率がさらに高まっていくことも考えられると思います。離婚しても、またすぐ結婚すれば、統計上は離婚率は高まりますが、婚姻率も高まるような気がします。婚姻・離婚・独身率の増加や減少は、なかなかすぐに言い切れないところがあります。そこはもう少し丁寧が議論が必要かもしれません。

「お嬢」さん
大河ドラマを取り上げられています。大河ドラマには、舞台やテーマ選定に大きな関心が払われるがそれはなぜなのかということを論じられています。大河ドラマは「現在と過去との対応」を重視するところが、民放のドラマと違う独自性なのではないかと述べられています。もう少し丁寧な議論が欲しかった気がします。民放のドラマとの独自性ということであれば、いま民放ではほとんど時代劇をやっていませんし、大河ドラマは1年にわたる長期間の放送です。こうした違いも絡めて考察すると面白いかもしれません。

「皿割」さん
トヨタのCM「ReBORN」シリーズについて論じられています。最近のCMの中でも面白いと感じた理由は何か、そして東北をどのように描いているのかについて論じるため、この議論を選ばれたとのことです。CMのキャスティングについてはいろいろな議論が論じられているのですが、このCMに「リアルな東北」を感じられた理由をもう少し論じてくれればと思いました。CMのなかでどのように東北を取り上げ、それをどのように描いているのかについて考えてみるのもいいかと思います。

「みるくてぃー@りぷとん」さん
映画作品の比較をされています。取り上げられたのは「ライフ・イズ・ビューティフル」と「シンドラーのリスト」です。そこでの「ユダヤ人」の描かれ方について述べられています。その描き方の違いが生まれた理由として、監督が「ユダヤ人」なのかどうかという点を挙げられています。
なるほど。この理由は、論文や研究にもつながるような「当事者性」という問題をはらんでいます。問題の当事者しか、その問題について述べることはできないのかどうかというのは大きな問題です。ここに「描き方の違い」の理由があるとすると、その人が当事者であるかどうかで、「正しい/間違っている」の問題に陥りやすくなってしまうような気がします。この2つがどのような時代に作られた作品なのか、監督の意図はどのようなものなのか、そしてそれを観た観客が具体的にどのような感想を語っているのかなど、もうすこし突っ込んで考えたほうがいいのではないかと思います。

「Hana」さん
「GReeeen」について論じられています。その人気の秘密として、一切表に出てこないことがその要因なのではないかと述べられています。TVに出ないという歌手の方というのはいるような気がしますが、ライブなどにも出ないというのは徹底してますね。たしかに、いろいろな媒体がある現在、これだけ徹底するのは、ある意味すごく大変じゃないかと思います。たしかにこうした戦略をとるタレントさんがいるというのは分かります。ただ、それだけが人気の理由となるのではないんじゃないかとも思います。彼らの人気がどのように高まっていったのか、その中で、顔を出さないということがどういうふうに関わっているのかといったことなどについて、さらに突っ込んで考えると面白いかもしれませんね。

「N」さん
海外ドラマの「Glee」について取り上げられています。そのドラマの人気は、現実の社会も様々な問題(同性愛や民族の問題、いじめの問題)を取り込んでいるところにあるのではないかということです。
あまり海外のドラマには詳しくありませんが、たしかにおもしろいドラマというのはありますね。ただ、それが実際の社会にどれくらいの影響を与えるのかは、講義でも取り上げたように、はっきりわかりません。たしかに、「N」さんは、このドラマが社会の問題について取り上げていると感じられたでしょうが、ほかの人がそのように感じているとは言えません。「N」さんにとっての面白さは分かるのですが、ほかのどのような人々に、このドラマは受容されて楽しまれているのかを述べてほしかったです。

「七色の人形遣い」さん
サブカルチャーの直面する問題として、著作権について論じられています。「著作権」と「表現の自由」の問題があり、「表現の自由」についてもっとしっかりと議論し、安易な規制はやめるべきだという議論を展開されています。「七色の人形遣い」さん、主張されたいことはなんとなく分かるのですが、議論の展開として、最初に、論じる問題を設定し、それについてどのような議論を展開するのかを述べて、具体例を展開するほうが分かりやすいのではないかと思います。文章を書いて、人に理解してもらうのはなかなか難しいですが、何度もレポートなどを書くことで、より上手くなってくると思います。人に理解してもらうにはどうすればよいのかを常に心に留めて、議論を展開してもらえればと思います。

「3801」さん
「家政婦のミタ」について論じられています。「家政婦のミタ」が高視聴率を獲得したのは、そこで現代の家族に関する問題について描いたからであって、そこに視聴者が共感を示したからではないかと述べられています。
ほかにもこのドラマについて取り上げられた方がいましたが、みなさんの議論を見ていると、常に家族には何らかの問題があって、それをどう解決していくのかという点に強い共感を示されている方が多かったように思います。わたしには、この共感の方が気になりました。みなさん、なぜフィクションの家族について、関心が高いのか?実際の家族について、そんなに意識が高いわけではないと思うのですが、フィクションの家族については興味関心が強いように思います(もちろん、例外もあるかと思いますが)。ファミリードラマが、どんな時代でも、ある一定の人気を保っているのはどうしてなんだろうということについて考えても面白いかもしれませんね。

「Chi」さん
TVに出てくる「動物」、さらに全国を旅する「動物」の人気について取り上げられています。動物には「社会的なかかわりを促す性質がある」こと、「癒しをもたらす性質がある」ために、そうした動物が旅番組のなかで使われるようになっているのではないかと述べられています。
たしかに、動物にはそういった力があるかもしれません。旅番組のみならず、映画やドラマなどにも似たようなことがいえるのかもしれません。ただ、「誰もがストレスを感じる社会」だからこそ、動物が求められているというのは、ちょっと乱暴かもしれません。動物が、いろいろなメディアで使われるのは、けっこう前からあるような気がします。それぞれの時代で、動物が取りあげられる理由は、少しずつ違うかもしれません。いろいろな時代での取り上げられ方について考えるのは面白いかもしれませんね。


さて、コメントはここまでです。
なかなか疲れますね。

なにか気になることがあれば、コメント欄に書き込んでいただければと思います。
次回は「比較表象文化」のコメントを掲載する予定です。

大阪府立国際児童文学館存続についての要望

大阪府立国際児童文学館存続についての要望

「児童文学書評」
http://www.hico.jp/

以下の考えに賛同して、
署名を提出しようと思います。
橋本知事の見直しの手法は拙速だと考えます。

以下は、要望書の文章です。
上記のサイト「児童文学書評」のトップページに署名の呼びかけがあります。


「大阪府立国際児童文学館は、大阪の未来を担う子どもたちに夢や希望を与える場所であり、開館以来、財団法人大阪国際児童文学館が運営を担ってきました。
府立図書館には府立図書館の、児童文学館には児童文学館のそれぞれ重要な使命と役割があります。
私たちは府立図書館との統合に反対し、存続を強く要望します。」

「日本マンガ学会 九州マンガ交流部会第5回例会」のお知らせ

日本マンガ学会・九州マンガ交流部会の第5回例会が太宰府の筑紫女学園大学で開かれます。

今回は「クッキングパパ」が連載1000回を迎えた、福岡在住のうえやまとち先生に、京都精華大学マンガ学部准教授で「クッキングパパ」愛読者でもある吉村和真さんが迫る対談です。

参加費無料、学会員以外の方の参加も歓迎です!
興味をお持ちの方は、ぜひ御参加ください!


日時:2008年2月9日(土) 15時~17時

場 所:筑紫女学園大学5号館4F 総合会議室
〒818-0192  福岡県太宰府市石坂2-12-1筑紫女学園大学
〔筑紫女学園大学アクセスマップ http://www.chikushi-u.ac.jp/life/access.php
西鉄バス:西鉄太宰府駅より14:33発。筑紫女学園大学下車。170円。約5分。

参加費:無料

出席者
うえやま とち
(漫画家。福岡県在住。1984年より『週刊モーニング』(講談社)(当初は月刊誌『コミックモーニング』)にて「クッキングパパ」を連載。)

吉村和真
(日本マンガ学会理事・京都精華大学マンガ学部准教授・京都国際マンガミュージアム研究統括室長。福岡県出身)

問い合わせ:九州マンガ交流部会代表   大城房美 fogi@chikushi-u.ac.jp

詳しくは、こちらもどうぞ。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/manga-gakkai/katudou/bukai/kyuusyuu/080209kyuusyuu05.html

「博士のキャリアパス討論会」開催

2007年12月4日(火)の13:00~16:00、

九州大学 箱崎理系地区 国際ホールで、

「博士のキャリアパス討論会」が開催されます。


気になる方は、参加してみると面白いかもしれません。
「事前の申し込みが必要」とありますが、当日押しかけても大丈夫なんじゃないでしょうか?

以下、九州大学のHPからの引用です。

「キャリア支援センター(QCAP)では、「博士の生き方」をみなさんと考えるための討論会を開催いたします。
「博士の就職難」が叫ばれ、多くの有為な博士人材が不安定な立場で研究生活を続けざるをえないという現状にあって、
消去法や妥協の結果としてではなく、培った能力を多様なフィールドで発揮する可能性を切り拓いていくために、
社会人経験のない文系博士が民間企業への就職を考えたとき、そこにはどのような可能性が広がっているのでしょうか。
研究一筋の理系博士が職場でマネジメント能力を発揮するよう求められたとき、その期待に応えることはできるのでしょうか。
QCAPでは、この討論会を通じて、これからの博士のあり方と可能性、そして博士にとって真に必要な支援の方策を、みなさんといっしょに考えていきたいと思っています。」


九州大学HPのイベントのお知らせ


キャリア支援センター(QCAP)からのお知らせ

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